養育費が払われなくなったら、どうする?

2026年11月1日公開

元夫から養育費が急に振り込まれなくなったんです…どうしたらいいか分からなくて

それは不安だよね。実は、養育費をちゃんと払ってもらうための手段、いくつかあるんだよ

口約束だけだったので、何もできないかなと思ってました

口約束だけだと強制的に取り立てるのは難しいんだ

でも「公正証書」(法的な効力のある約束の書面)や裁判所の決定があれば、相手の給与や預貯金を差し押さえることもできるんだよ

差し押さえ、なんてできるんですか?

うん。2020年の法律改正で、裁判所を通じて相手の勤務先や口座の情報を取得しやすくなったんだ 前は「どこに差し押さえればいいか分からない」が壁だったけど、今は調べやすくなってるよ

まだ何も書面にしてないんですけど、今からでも間に合いますか?

大丈夫、今からでも家庭裁判所(離婚とかを扱う裁判所)に養育費請求の調停を申し立てられるよ 話し合いがまとまらなくても、審判で金額を決めてもらえるんだ

弁護士に頼むお金がないんですけど…

そういう時は法テラス(お金に余裕がない人のための、無料の法律相談窓口)だよ

収入が一定基準以下なら、弁護士への無料相談(同じ問題で最大3回まで)や、弁護士費用の立て替えも受けられるんだ

一人で抱え込まなくていいんですね

うん。しかも最近は、養育費を立て替えて相手に代わりに請求してくれる民間の保証サービスもあるよ まずは法テラスに、一度相談してみてね


養育費の請求について、もう少し詳しく

養育費を法的に強制するには「債務名義」(確定判決、調停調書、審判書、または強制執行認諾文言付きの公正証書)が必要です。口約束だけでは強制執行はできないため、まだ取り決めをしていない場合は、公正証書の作成や家庭裁判所への調停申立てを検討するのがおすすめです。

2020年4月に施行された改正民事執行法で「第三者からの情報取得手続き」が新設されました。債務名義がある人は、裁判所を通じて相手の勤務先(給与情報)や預貯金口座の情報を取得しやすくなり、相手の居所や勤務先が分からない場合でも、給与や口座を差し押さえる強制執行がしやすくなっています。

法テラス(日本司法支援センター)の民事法律扶助制度では、収入・資産が一定基準以下の人を対象に、弁護士・司法書士との無料相談(同一の問題につき原則3回まで)や弁護士費用の立替えを行っています。基準は世帯人数や地域で変わるので、具体的な金額は法テラスのサポートダイヤルか公式サイトで確認してください。

自治体によっては、養育費に関する公正証書の作成費用や、民間の養育費保証サービスの利用料を補助してくれるところもあります。内容や金額は自治体ごとに異なるため、お住まいの区市町村の窓口で確認してみてください。


何をすればいいの?

🐻 まずはここから

まずは法テラスで相談してみよう。

予約や相談のときは「養育費が払われなくて困っている」と伝えればOK。収入や貯金について聞かれるので、だいたいの金額が分かるようにしておこう。

無料相談を受けられるかは収入や貯金の額で決まるよ。もし基準を超えて法テラスが使えない場合は、お住まいの自治体の「母子家庭等就業・自立支援センター」に聞いてみよう。弁護士による無料相談をしているところもあるよ(たとえば東京都は東京都ひとり親家庭支援センター「はあと」で、離婚前後の法律相談を無料(おひとり3回まで)で受けられるよ)。

🧸 この先の流れ

相談した後は、話し合いで解決を目指すこともあれば、家庭裁判所の調停に進むこともあるよ。どちらになるかは、相談しながら一緒に決めていけば大丈夫。


この情報、間違ってるかも?

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